72号鉄塔

伏し目がちの72号鉄塔
     72号鉄塔は伏し目がちで、長く尾を曳くように電線を後方へ屈折させながら、
     わたしたちが近づけば近づくほど、その高さを増してきます。

71号鉄塔

森に埋もれる71号鉄塔胴部
    中段の腕金が他の2段より張り出した標準型の顔でした。
    それまでは、上中下3段の腕金の長さが同程度の、都会的な鉄塔ばかりでしたが、
    71号鉄塔を待って、やっと一般的な装柱の鉄塔が現われてきたのです。

70号鉄塔

伸び上がったように高い70号鉄塔
     70号鉄塔は伸び上がったように高く、何処にいてもこちらが
     見張られているような気分にさせられます。

69号鉄塔

3段の腕金の長さがほぼ同じ都会型の69号鉄塔
     「普通は、いちばん上がいちばん小さくて、真ん中がいちばん長い。
      いちばん下のは中くらいの長さなんだ。」      「あの鉄塔だって、長さは同じに見えるけど、よく測ってみれば違う。
      全部同じに見える鉄塔は、本当は下の奴ほど、少しずつだけどながくなっていることが多い。」

68-3号鉄塔

婆ちゃん鉄塔第1号
     破格の碍子連配列をした鉄塔が、69号鉄塔から引き継いだ電線を直角左方向に折曲げ、
     隣の長身鉄塔の腕金上部3段へ預けていますが、やはり変則的な碍子連配列をしたその
     長身鉄塔は、腕金下部3段で異系統の送電線を受け取って、地上に建つ鉄骨構造物へ送
     っているのです。」      「変電所は鉄塔の行き止まりなんだ。最初や最後はヘンな形の鉄塔が多くてさ、
     『婆ちゃん鉄塔』っていって、女鉄塔に近いんだけどね。何かごちゃごちゃして、
     年寄りみたいだろ?」

68-2号鉄塔

長身婆ちゃん鉄塔第2号 下半分3段の腕金は片山線用
     見上げる長身変則型鉄塔は、腕金と碍子連と電線が複雑に絡み合い、
     これまで見てきた如何なるものにも形容できそうにありません。

68-1号鉄塔

婆ちゃん鉄塔第3号
     その鉄塔は片面でV吊碍子連を作り、一部男性型を呈していましたが、
     全体としては女性的な形態でした。そこから直角右方向に放たれた電線が、
     接近して立つもう1基の変則的鉄塔で直角左方向に曲げられて、ようやく
     電線は変電所を抜け出していました。
      つまり武蔵野線の送電線路は、4基の変則型鉄塔たちによって直角に折り
     曲げられながら、変電所のどの施設にも関与しておらず、その構内をただ通過していたのです。

68号鉄塔

最後の婆ちゃん鉄塔
      「68号と69号のあいだに変電所を造ることになったんで、武蔵野線の電線は、
      変電所をよけて通らされたんだ。だから婆ちゃん鉄塔を後から造った。
      68号もそれまで普通の鉄塔だったのに、変電所の中に入っちゃったから、
      婆ちゃん鉄塔に改造されちゃったんだ。」
      68号は改造鉄塔だ。その他の奴は新しく出来た、もともとの婆ちゃん鉄塔だけどな。」

67号鉄塔

   「可愛い鉄塔だね。(アキラ)」
    中段の腕金が長い、一般的な女性型鉄塔で、頭部の大きい幼児的な体型でした。

66号鉄塔

長身の66号鉄塔
     66号結界は工事中。トガさんに怒鳴られる。
     鉄塔の武蔵野線と鉄道の武蔵野線の交差する地点